バレーボールはチームスポーツ
高校時代にバレーボール部だった私は、もともと体を動かすことが好きでした。バレーボールはチームスポーツ。チームとして、成長することが勝利のカギです。そこで私はコーチングにも関心を持つようになりました。私の目を引いたのは日本大学のスポーツ科学部。「ここなら望むことが学べる」と進学を決めました。
災害を受けて公務員を目指し、
教え子を見て農水省を選んだ
私の父が公務員だったため、公務員という就職先は常に選択肢の一つでした。特に転機になったのは、2022年3月の福島県沖地震。土曜日の夜11時半ごろだったと思います。被災の第一報を受け取った防災担当者の父は、すぐさまスーツに着替えて職場に向かいました。「かっこいい。」誰かが困っているときに、誰かがしなければいけない仕事をする。そんな仕事のやり方が胸を打ち、自分も公務員になろうと気持ちを固めました。授業ではコーチング論を学び、それを母校のバレーボール部でコーチとして実践しました。コーチングする中で食の大切さを痛感し、農林水産省の志望度が高まりました。
寄せられる声に背中を押される
現在は北海道から沖縄まで、農業用の機械や施設を導入するための補助金を支給する業務に就いています。全国の予算を扱うことにスケールの大きさを感じる一方、自分の仕事が世の中に出ていく実感も強くあります。たとえば私が担当している事業が新聞に掲載されると、翌日には購読者からたくさんの電話が寄せられることも。自分の仕事が多くの人の役に立っている、多くの人の目に留まっていることは、やりがいになります。
公務員はコツコツした仕事
大切なのはすぐに結果を求めず、コツコツと仕事や勉強を積み重ねる姿勢だと思います。私の場合、農業や補助金の知識はほとんどありませんでした。専門的な知識は短期間で全部覚えられるものではないので、仕事をする中で徐々に学んでいます。私はスポーツ科学部から国家公務員になるという、少し変わった進路に進みました。だから、何か特別なことをしておかなければ公務員になれないということはありません。公務員という仕事は、志す人に広く門を開いている場所だと思います。一方で公務員試験は長期戦です。勉強をして試験に受かり、何回も面接をして、ようやく内定が待っています。長いスパンで物事に取り組める人は公務員に向いているでしょう。
全力で、 悔いのない高校生活を
高校時代は勉強に部活と、とても忙しいと思います。目の前のことに全力で取り組んでください。私は高校時代の部活はずっとベンチで、レギュラー入りすることはできませんでした。それでもチームのサポートで成果が出れば嬉しかったですし、友人は今でも宝物です。結果として高校時代は楽しかった思い出が多く残っています。悔いのない高校生活にしてください!
学生の皆さんへのメッセージ
- 取材協力:農林水産省
- 関連リンク:日本大学 スポーツ科学部
