自分の趣味を仕事にしたい!
高校進学にあたり、将来の進路について考えた際、自分の趣味につながる仕事がしたいと思いました。当時から好きだったのは、ジャズやバンドなどの音楽、映画やゲームなどの映像。それらに携わる仕事がしたいと考え、専門的に学べる日本大学芸術学部に入学したいと思い、逆算して付属校である日本大学第一高等学校に入学することを決めました。
理論と実践を通して、音響技術を学ぶ
放送学科のカリキュラムは、1年次から段階的・多層的に積み上げていく形で、基礎的な知識・技術を身に付けるのと並行して、放送業界で活躍されている講師が務める実習で実技スキルも習得していきました。例えば、実際のマイクで音を録ったり、ロケに行って番組を作ったりと、学年が上がるにつれて実習の規模は大きくなっていきました。授業以外では、学校の機材を活用して、バラエティー番組や短編映画など自主制作をする機会も。脚本家や監督、カメラマンなど、多様なメンバーと協力しながら1つの作品を作り上げる過程を知ることができました。それらの経験を経て、機材の使い方を学ぶと同時に、自分たちの表現に活かすセンスを磨き、現在の仕事につながる基盤を固められたと思っています。
音で表現する楽しさと、
社会貢献度の大きさがやりがい
現在は、多様なコンテンツにおいて、音楽や効果音などあらゆる「音」を駆使して、コンテンツの魅力を引き出し、視聴者に的確なメッセージを届ける仕事をしています。なかでも、番組制作の最後の工程であるMA作業をメインに行っており、ロケの素材に入っている、風や雨などの自然音、人の声などの音量を調整したり、シーンや登場人物の心情にマッチする音楽を乗せて、より深く届くようにするなど、展開に合わせて、音で共感を表現しています。今の仕事の楽しさは、音で表現すること。MAによって、繊細なバランスで音をよどみなくつなぐと、番組に感情が乗ったようで自分でも感動します。また、被災者やマイノリティの方に寄り添う番組など、NHKだからこそ届けられる番組もあり、社会貢献の大きさを感じています。
好きを信じて突き進み、
自分にとっての幸せを!
NHKには多種多様なプロフェッショナルがいますが、共通点は「いろいろな人と連携しながら1つの作品を作り上げていくことが好き」ということだと思います。番組制作は総合芸術なので、チームワークが欠かせません。就活をしていると、自分が好きなことや、生活の安定、働き方など、どれを優先すべきか迷う方も多いかもしれません。キャリアを積むなかで私が痛感しているのは、1日8時間、週5日仕事をするなら、好きなことをしたいということです。「好きこそ物の上手なれ」で、自分の好きを信じて突き進むことで、自分にとっての幸せを手に入れてほしいと思います。
学生の皆さんへのメッセージ
- 取材協力:NHK 日本放送協会
- 関連リンク:日本大学 芸術学部
