カシオ計算機株式会社/高木 崇裕さん

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エンジニア

夢は部内でITシステム開発の
第一人者となること

カシオ計算機株式会社

デジタルイノベーション本部 サービス開発部
開発グループ

高木 崇裕

メディア情報学部(旧:環境情報学部) 情報システム学科(旧:情報メディア学科) 卒業

「強いこだわりを持って仕事をする社員が多いのが、カシオ計算機の魅力の一つ」と話す高木さんは現在、
大学で培ったITの知識を活かしながら社内のシステム開発に尽力されています。
大学での学びや経験の全てがいまの自分に繋がっていると話す高木さんに、大学で得たもの、転職を経験したからこそ感じる現職の魅力、
そして学生へのメッセージについて伺いました。

将来を見据えた進学先の選択

高校時代、私が学部を決める際のきっかけとなったのは当時、IT企業の社長の活躍が大きく話題になっていたこと、そして社会的に環境問題に対しての関心が高まっていたことです。私はITと環境問題は今後の世の中で中心になってくるだろうと考えました。そんな中、進学先として視野に入れたのが情報と環境の両方を学べる東京都市大学の環境情報学部です。実は入試で初めてキャンパスに行ったのですが、大学の雰囲気やのびのびとした環境に心奪われたことを覚えています。無事試験に合格したときには、同じ学部の2つの学科に合格しておりましたが、迷わず情報メディア学科を選びました。

学生時代の高木さん(右)のスナップショット。

卒業研究で学んだ
自分の頭で考えて行動することの大切さ

卒業研究に取り組んだ経験は、私にとって一生の財産となるだろうと言えます。それは、研究室での活動を通して、言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分の考えを持ちながら、自分なりに工夫して物事を進めていくことの大切さをしっかりと学べたからです。

私はプログラミングでバーチャル校舎をつくり、その中で火災が発生した際の効果的な避難計画を練る火災シミュレーターをテーマに研究しました。実際にはシミュレーターまでつくることができず、そのこと自体はいまでも悔いが残っているのですが、研究の過程で自分がやってきたことそのものには満足しています。例えば防災センターまで足を運び、煙が火災発生からどのくらいの時間で発生するかを調査したことや、夜中に大学に1人で泊まり、メジャーで教室の大きさを測ったことなど、シミュレーターをより現物に近づけるためにはどうすればよいかを自ら考え、行動に移してきました。社会人となったいま、工夫しながら仕事を進める場面が多い中で、大学の卒業研究での学びが活きていると強く実感しています。

カシオ計算機は
“自分らしさを出して仕事ができる場所”

私は中途社員としてカシオに入社しました。前職ではITサービスを提供する会社に勤めていましたが、お客様にサービスを提供していく中で、会社の方針や制約によりやれることが制限されるもどかしさを感じていました。自分らしさ、自分の考えをもっと活かして仕事をしたいと思い、転職を決意したのです。

カシオ計算機の選考過程では、プログラミングをはじめ、担当業務に対して社員が一気通貫で対応していることを知り魅力を感じました。さらに入社後は、誰もがやりたいことに挑戦できる社風に惹かれました。目標をきちんと数値化した上で、目標達成に向けて何をしていかなければならないかを自然に考えさせてくれる環境があるのです。また新規事業にも積極的に取り組むなど、挑戦してみたいという気持ちを後押ししてくれる会社だと感じています。“ここでなら自分は成長できる”と思える場所にたどり着けたので、思い切って転職して良かったです。

模倣したくなるほど目標となる人が
近くにいる幸せ

私は自分自身を成長させるには、まず目標となる人の模倣から始めることが大切だと考えています。そのためには「こうなりたい」と思える人を見つける必要がありますが、幸いなことに大学時代も社会人になったいまも、そのような存在に出会うことができました。

大学では所属していた天文研究部の先輩がそうでした。尊敬する先輩の物事に対する考え方を真似し、自己の成長に繋げたのです。また実際に面識はありませんが、同じ学科に所属していたある学生も模倣させてもらった一人です。クラウドがほとんど活用されていなかった15年前に卒業論文でクラウドについての研究を発表していたことを最近になって知り、衝撃を受けました。私も彼に負けず、将来を見据えて仕事に取り組まなければならないと思っています。

そして社内では、特にグループで仕事をする際に目標としたい人に出会うことができています。実務の中で「自分はこうしたい」と主張する人が多く、そうした姿を見る度に私もこうなりたい、自分の考えをきちんと言語化していきたいと思うのです。大学でも会社でも目標となる人物に出会えたこと、出会える環境に改めて感謝しています。

高い要求に応え、部内で
システム開発の先駆者を目指したい

入社してから1年以上開発していたシステムに対して、業務で使用を始めたタイミングで社内から「機能が足りない」と指摘されたことがありました。スケジュールを伸ばすなど都度対応していましたが、全ての要求を満たそうとすると完成の目処が立ちません。そこで私は、要求先と密に話し合いながら本当に必要なものは何かを取捨選択してシステム開発に取り組みました。無事に完成したシステムに対して「よくこの要求に応えられたね」とお褒めの言葉をかけてもらったときは、それまでの苦労が一気に報われる気持ちになりました。同時に、もっといいものを作っていかなければならないなと思い、工夫を凝らして物事を成し遂げることへの快感も覚えました。

またこういった挑戦ができる環境で仕事に取り組むことで、一つの目標を持つことができました。それは、ツールにとらわれることなくシステム開発を手掛ける“部内の第一人者”になることです。この目標の達成に向けて、常に考え、行動し、挑戦することを忘れずに仕事に取り組んでいきたいです。

諦めずに取り組み続けることを忘れずに

学生のみなさんへ、私の経験からお伝えしたいことがあります。それは諦めずに取り組み続けることの大切さです。学生時代の私は、できない理由を見つけて諦めてしまったことがありました。いま思うと、できなかったのは諦めてしまったからかもしれません。初めから100点を目指さずに、40点や50点でもいいのでまずはやってみることで、別の未来が生まれていたかもしれないのです。みなさんもぜひ、何か一つでも諦めずに挑戦し続けてみてください。