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エンジニア
研究室での経験を活かし、
プロジェクトを成功に導く
ANAシステムズ株式会社
マーケティングソリューション部
鈴木 萌
情報工学部(旧:知識工学部) 知能情報工学科(旧:経営システム工学科) 卒業
ANAシステムズ株式会社マーケティングソリューション部に勤務する鈴木萌さんは、現在システムエンジニアとして活躍されています。
将来進みたい道を決める一助となった大学時代の学びや、現在の仕事にも役立っているという研究室での経験について、お話を伺いました。
理系も経営も両方学びたい
将来の可能性を広げた大学選び
理系大学の付属中学・高校に通っていたこともあり、理系分野の勉強が好きで得意でした。ただ「将来何がしたいのか」を考えたときに、理系分野だけを専門的に学び続けるイメージが沸かず、社会に出たときに幅広く役立つ「経営」について学んでみたいと思うようになりました。そんなときに出会ったのが、東京都市大学の知識工学部です。理系分野でありつつ経営を学べる「経営工学」というジャンルに魅力を感じ進学を決めました。
進みたいキャリアの方向性が見えた
大学での学び
東京都市大学の知識工学部での学びの中で、特に統計学や人間工学の授業が印象的で、勉強していくうちにすごく楽しく感じるようになったことを覚えています。私たちが日常的に使うものの多くは、人がパッと見ただけで判断できるように作られていることを学びました。例えばエレベーター内のボタンは、言語が通じなくても「開く・閉じる」などがわかり、非常時にも瞬時に判断して間違わずに必要なボタンが押せるようになっています。世の中にあるものが「なぜそうなっているのか」を学び、理系分野の知識と掛け合わせることは新鮮で面白かったです。大学入学前は、将来やりたいことや就きたい職業が明確ではありませんでしたが、これらの授業を楽しく学べたことで、情報分野で学んだことを活かした仕事がしたいと思えるようになりました。
データを集めて数字で根拠を示す
自発的に考える力が身についた研究室での経験
大学時代で最も印象に残っているのは、研究室での活動です。学部内でもトップレベルに厳しいといわれる統計学の研究室に所属していたのですが、周りのメンバーはみんな意識が高く、楽しくも切磋琢磨し合える環境でした。私が行った研究は、何もない道をただ歩くのと、お店がたくさんある道を歩くのでは、同じ距離でも心理的な長さに差があることに焦点を当てたもの。商店街やショッピングモールで、どれくらいの間隔でどんな店を配置すると人々が飽きずに回遊できるかを測ったり、実際に特定の街の散策ルートを作成し、その街によく行く人に見てもらったりしました。このような定性的な内容について数字で根拠を示すために、統計方法を選定しプログラムを組み、そこにデータを入力し、出た結果からさらに考えるということを繰り返しました。自分の足でデータを稼ぐのは大変でしたが、答えのないものを追求する研究をやり遂げたことで、自発的に考えて行動する力が身についたと感じています。
システムの力で課題を解決
大学での経験を活かしたプロジェクト管理
現在は、Webサイトやアプリの開発チームでプロジェクト管理を担当しています。プロジェクトの課題やコスト、進捗を管理し、開発委託先のベンダーが作成した設計書や開発内容を確認するのが私の役割です。設計書通りに動作するか、要望に沿ったものができているかを、テストを通して確認します。より使いやすいシステムにするための改善や、新事業の実現のために、ANAの業務担当者と協力して「どんなデータをやり取りして、どんな機能が必要なのか」を話し合って進めていきます。
技術的な課題を解決できたり、プロジェクトを成功に導いたりしたときは達成感がありますし、お客様に便利で快適なサービスを提供できるということにやりがいを感じています。開発計画書を作成したあとは、その通りに進めて良いか部門長の承認を得る必要があるのですが、その際のプレゼン力や質疑応答に対する回答力は、大学時代の研究室で培われたものです。毎月行っていた研究の進捗報告会で、事前にどのような質疑が来るかをシミュレーションして回答を持って臨んでいた経験は、現在もおおいに活きています。
時間の使い方は自分次第
学びも遊びも全力で楽しめる学生生活を
日々働く中で、改善提案やイノベーションの創出を担える人が必要になってきていると実感しています。専門的なスキルや資格の取得も大切ですが、みなさんには自発的に考える力や、コミュニケーション力を培ってもらいたいです。
また、今しかない学生時代を思い切り楽しんでほしいです。私自身、研究活動以外にサークル活動で積極的に友人と交流したり、オーストラリアに短期留学をしたりと、学びも遊びも充実した4年間を過ごしました。そしてそのように学生時代を楽しんだことで、社会人になってからも自分なりの楽しみ方を見出すことができています。どういった時間の使い方をするのかは自分次第なので、ぜひやりたいことを実現していってください。
- 取材協力:ANAシステムズ株式会社
- 関連リンク:情報工学部 知能情報工学科
