杉並区役所/望月 雄一郎さん

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行政事務

「地元」を持つことに憧れ、
「地元」を作る仕事に就いた

杉並区役所

都市整備部狭あい道路整備課判定係

望月 雄一郎

都市生活学部 都市生活学科 卒業

文転をきっかけに
街づくりのスペシャリストを目指した

私は高校3年生の夏ごろまで理系で、情報工学分野への進学を目指していました。しかし理数系科目の成績に課題を感じて文転。自己分析するうちに時事問題や社会科学に興味があるのだと気付きました。大学では街づくりを本格的に学ぼうと思い、東京都市大学の都市生活学科に進学。街づくりを志したきっかけは、地域に根差した仕事がしたかったからです。私の家族はもともと転勤族でした。高校も2年生の2学期からの転入。「地元」と呼べる場所がなく、地域を深く知ることへの憧れがありました。

日増しに強まる地域密着への思い

大学では文転したこともあり、街づくりに特化した学びができました。学部のカリキュラムは理数系から文系まで、さまざまな分野の学問を横断的に修めて街づくりを学びます。出される課題は公務員試験に直結するようなものも多く、私は公務員講座を受ける必要がありませんでした。所属していたゼミでは町おこし活動として、子ども向けの謎解きイベントを東急電鉄と連携して開催。謎を解くと、たまプラーザ駅周辺の場所が問題の答えになっているという仕掛けです。企業との連携や、授業を通して地域密着の思いは強まる一方でした。街づくりに携わりたいという思いは在学中変わらず、就職先は特別区の専門職が第一志望。特別区の試験では面接が重視されることを知ったので、民間企業の面接で練習して本試験に臨みました。

幅広い仕事ができる建築職

現在は狭あい道路整備課で、建築基準法上の道路の位置についての指導や窓口対応を行っています。建物を建て替えるときには、建物に面した4mの道路が必要。ハウスメーカーや測量会社から受け取った図面を手に現地へ行き、現場と照らし合わせて適切な後退ラインを定めます。関わった事業者や住民の方から「ありがとう」の言葉をいただくことが仕事の励み。また、私の部署は小さく、マニュアル化できない業務がたくさんあります。仕事をやりながら覚える中で「前回より上手くできた」「今度はこれができるようになった」と成長を感じる日々です。

優しさと冷静さをもって対話する心

公務員は人のために働く仕事です。優しさ、冷静さ、慎重さを胸に積極的なコミュニケーションができる人が向いているでしょう。とはいえ私は突っ走ってしまいがちなので、冷静さの大切さを痛感している最中です。もしも建築職に興味があれば私の母校、東京都市大学がおすすめ。文系でもその気になれば一級建築士を取得できるカリキュラムがあり、専門職への道が開けます。ちなみに建築職は事務職ほど倍率が高くありません。就きたい仕事があるのなら、向いていないと思っても諦める必要はありません。私も理系で一度挫折を味わってから、建築に関わる仕事にたどり着きました。目指したい仕事があれば、失敗を恐れずに挑戦あるのみです。