株式会社MIXI/久畑 凌さん

017

ディレクター

ユーザーの心を沸かせる
エンタメの世界へ!

株式会社MIXI

デジタルエンターテインメントオペレーションズ本部
モンスト運営部 コラボ推進グループ 企画推進チーム

久畑 凌

情報工学部(旧:知識工学部) 情報科学科 卒業

大学時代は学科の勉強だけでなく、インターンシップに参加し、現場での実践経験も積んできた久畑凌さん。
現在はスマホゲーム「モンスターストライク(以下、モンスト)」のコラボ企画をディレクションしています。
学生時代の学びが現職にどのように活きているのか、お話を伺いました。

“就職に強い東京都市大学”に惹かれ、
飛び込んだ技術の世界

高校時代、スマートフォンの普及でITの進化を身近に感じて「ITを使ったサービスって面白い」と興味を持ち、理系大学への進学を考えるようになりました。大学で基礎から応用まで情報学を学び、将来はITを活かしたサービスやアプリを作りたいと思ったのです。

東京都市大学を選んだのは、充実した情報学のカリキュラムや、初心者にも安心な機材の貸し出し制度などがあったからですが、何より「就職に強い」という点が決め手でした。卒業生が多くの有名企業で活躍していて、就職活動のときに先輩から直接話を聞ける環境が整っているのも魅力でした。大学進学をゴールにするのではなく、その先の就職まで見据えたことが、結果的に自分の将来にプラスになったと思います。

大学の授業×インターンシップの
両輪で深めた専門スキル

入学当初は、パソコン自体にあまり触ったことのない状態でした。当然、プログラミングも全くの初心者だったので最初は結構苦労しましたが、周りの友人たちの姿勢に感化されて、自分から積極的に学ぶようになりました。特に建築学科の友人たちが夜遅くまで作業を続ける様子を見て「自分ももっと頑張らなければ」と、勉強への意識が大きく変わったのです。また情報科学科の授業はグループワークが多く、チームで課題に取り組む力や仲間との連携力を自然と身につけることができました。

大学1年生の終わりごろからは、子ども向けプログラミングスクールでの長期インターンシップに参加しました。当時はプログラミングが小学校の必修科目になる直前で、子ども向けプログラミングサービスが注目され始めた時期でした。そこで小学生へのプログラミング指導に加えて、教室運営やWebサイト制作など、“何でも屋”として幅広い役割を担いました。100人以上のインターン生との交流を通じて視野が広がり、柔軟な発想や多様な価値観を吸収できたことは大きな財産です。

大学での技術的な学びと、このインターンシップでの現場経験という両輪で、技術が単なる知識ではなく、現場で活きるスキルとして身につきました。また、もともとはエンジニア志望で情報科学を学んでいましたが、インターンシップでの経験を通じて、システムを構築するよりも、幅広くサービスに関わる総合職に魅力を感じるようになりました。このことが、現在のディレクションという仕事に繋がっていると感じます。

“消去法”で臨んだ就職活動、
たどり着いた自分らしいキャリアの答え

就活時には、興味のある分野がたくさんあって、業界や職種を絞りきれませんでした。そこで、説明会や選考を受ける中で「長期的にモチベーションを保てなさそう」と感じる企業は選考を辞退していく“消去法”スタイルで、就活を進めていくことにしました。「やりたいことを見つける」よりも「自分に合っていないことを外していく」方が、自分には合っていると感じたためです。結果的に、モチベーションを持って前向きに取り組めそうだと感じたのが、toCサービスかつエンタメなどの業界でした。

現職のMIXIに入社を決めた理由は、企業が掲げる「豊かなコミュニケーションを広げ、幸せな驚きで包む。」という理念に強く共感したことです。加えて、ゲームやエンタメがもともと好きだったこともあり、MIXIの「コミュニケーションを通じて価値を提供する」という考え方に惹かれました。私自身、何かに取り組むとき「一人でやるより、友だちと一緒にやった方が楽しい」と感じてきたからです。自分がとても大切にしている「コミュニケーション」という価値を提供できることに魅力を感じ、入社を決めました。

ファンの熱狂が原動力、
モンストの感動を創り出す舞台裏

現職では、モンストのコラボ企画のディレクションを担当しています。どんな作品とのコラボならユーザーが喜んでくれるのか、どんな発表の仕方をすればより盛り上がるのかを考え、企画を実現するための調整や準備が私の役割です。

YouTubeでの動画配信やリアルイベント、SNSを通じてユーザーのリアルな反応に触れられるのも、この仕事ならではの魅力です。例えばアリーナで開催した大型イベントで新しいコラボを発表した瞬間に「うわーっ!」と歓声が上がると、「あぁ、この仕事をやっていて良かったな」と心から思えます。

また、日々の業務において、モンストをまったく知らない取引先の方にプロダクトの魅力を伝える際は、相手の立場に立った言葉選びや資料の見せ方がとても重要です。モンストをよく知る自分にとっては当たり前の用語でも、モンストに馴染みのない方には伝わりにくいこともあります。だからこそ、誰が見てもわかりやすい資料づくりを常に意識し、実際にプレゼンする際も言葉の使い方には特に気を配っています。難しさもありますが、「ちゃんと伝わった」と実感できたときは大きなやりがいですね。

仕事の本質を見極めた仕事選びが大事

好きなことを仕事にするのはとても素敵なことです。でも、好きなことの“表面”だけでなく、その仕事の“裏側”まで知ったうえで、本当に自分がやりたいことかを考えることが大切だと思います。

例えば私が関わるエンタメ業界は、一見華やかに見えるかもしれません。でも実際の仕事では、地道な資料作成や細かな調整など、コツコツと進める作業が多いです。だからこそ、華やかなイメージに隠れた現実を理解し、その上で仕事に取り組む姿勢が大切だと感じます。

読者の皆さんは、よかったら興味を持った仕事の「裏側」も調べて、本当に自分がやりたい仕事なのかを考えてみてください。その上で大学でどんな勉強をしたら良いかを調べて、大学を選ぶと良いかもしれません。