公務員を目指したきっかけは?
小学生の頃、ニュースで阪神・淡路大震災の映像を何度も見て、まちづくりや建物に興味を持ちました。大学では建築学科を専攻。免震構造という専門分野を研究し大学院にも進みました。いざ就活となりなぜ建築学を学びたかったのかを改めて振り返ったとき、区民に近い距離でモノづくりに携われる公務員が思い浮かんだんです。大学での学びも存分に活かせるのではと考えました。
具体的にどのような勉強を?
私の場合、大学の対策講座や予備校には行かず独学で勉強しました。公務員試験では、過去問と似た問題が出題される傾向があるようなので市販の過去問題集を購入し、何度も解きながら間違えたところを重点的に復習しました。1次試験は択一試験なので、問題慣れすることも大切です。また、特別区(東京23区)は、筆記試験後の面接が特別区人事委員会と各区のものがあり、面接対策は入念にやったほうが良いかと。論文対策もしかりで、私は面接・論文対策は大学の教授や友人の力を借りました。時事問題の対策には、毎日欠かさず新聞を何紙か読んでいましたね。いっぽう、私は技術職を希望しており、技術系公務員試験は別にあります。こちらは建築やまちづくりなど各分野の基本的な知識が中心なので、大学の教科書をしっかり見直して試験にのぞんだという感じです。
仕事内容を教えてください
現職では、区有施設の不具合解消・利便性向上のため、工事の設計や監理を行っています。現場に出向くことも多く、週の半分は工事を依頼された施設の方々や設計・施工会社との打ち合わせに参加。今は小学校・保育園の建て替えを手掛けているのですが、子どもたちから「建て替えてくれてありがとう」といった心温まる手紙をもらえたりして、やりがいがあります。
どんな人が向いていますか?
技術的な知識はもちろん必要ですが、何よりコミュニケーション能力が必須です。私の仕事は、社内外でたくさんの人と接します。工事を依頼された方はもちろん、社内でも機械や電気設備の担当者など。すべての工程を把握し、工事がスムーズに進行するよううまく調整していかなければなりません。まちづくりに愛着を持ち、人と接するのが好きな人は向いていると思います。
高校生へのメッセージをお願いします
大学に入ったばかりの頃は、将来の夢などまったくイメージできませんでした。でも1年次に「大学では能動的に学ばなければ何も得られない」という教授のお言葉を聞いてからは一生懸命勉強し、先輩たちとの出会いなども経験して目標が見えてきたのだと思います。皆さんも物事を主体的に捉え、好奇心を持ってどんどん動いてみてください。その先に、必ず自分がやりたい目標が見えてくると思います。
- 取材協力:品川区役所
- 関連リンク:建築都市デザイン学部 建築学科
